ライトユニット改めてプリント発注してきました。

今回はお湯+中性洗剤のみで洗って白濁を防止しました。
ユニット本体と機器類が一体なので、マスキングして塗り分ける必要があります。

もちろんテープなんて使ってられないので、マスキングゾルを使ってマスク→塗装を繰り返します。
塗り分け部分は外からもろに見える場所ではないので、厳密にマスクする必要もないです。
お湯+超音波でゾルを溶かして剥がします。

ただし筆などで撫でてあげないと取れませんでした・・・。
そうして塗り分けしたのがこれ。

非常梯子と、車掌台側機器箱と運客仕切戸では銀の質感を変えて塗ってます。
組立てしてユニットは完成です。

内部の導光はφ0.5mmの光ファイバーを使っています。
本当ならば、製品みたいに透明なパーツを組み込みたかったのですが、今回は見送りです・・・。
それを車体に組み込んで点灯試験。
まず前照灯。

続いて尾灯。

消灯状態はこんな感じ。

前回の半分の電圧でこの位の光量に改善されました。
とは言ってもまだまだ課題は沢山ですが(・ω・`)
今回自作ライトユニットにこだわったのはもう一つ。

前面ガラス越しに見える運転台機器類、これがやりたかった。
各機器類の位置関係もほぼ狙った位置に配置できたので満足してます。
カトー、マイクロには・・・負けたくないの・・・!前面ガラスは厚さ1.0mmに削りだしたアクリルに置き換え、前照灯のカバーと行先種別表示窓は厚さ0.13mmのプラシートを切り出してはめ込みました。

これが有るのと無いのとでは違いは・・・あるのかな?
いよいよ仕上げの段階です。

手歯止め、乗務員室下のステップなども3Dプリンタ出力品で作ってみました。
こういう細いものも出力できてるから驚きですよほんと・・・。

エッチングではなかなか出せない立体感です。
車体に付けてみました。

良い感じです(・ω・)
以上で完成です。

相直直前のHMと急行灯付きとしてリメイクしました。

市販品では再現されていない急行灯の点灯、これもポイントです。

その他細かいところでは、手歯止め等を3Dプリント出力品として、立体感を高めました。

幌も同じくです。
転落防止幌は銀色シール紙と白色シール紙にグレーの印刷をしたものを組み合わせて再現しています。
これなら互いに干渉しても脱線などの心配は殆ど無いでしょうか。

前面ガラスと妻面ガラスは、iModelaによるアクリル削り出しです。
地味に渡り板付きw

忘れかけていた所としては、腰板部分と、車外スピーカー、01F特有の車側灯の再現ですね。
これらもプリント出力品。

2次車出てるのに、なんでこんな回りくどい加工を?と思うかもですが、当初9001Fを作ったときは2次車なんて完成品として無かったから。
当時は腰板にプラシート貼って等をして1次車風の車体を作ってたのですが、今回それを継承し工法を変えただけだからそうなったわけです。

ライトユニットを自作して分かったのは、機能と見栄えの両立の難しさですね。
機能を求めると見栄えは犠牲になるし、見栄えを求めればその逆になるし・・・。
その辺上手く処理できてるのがカトーだと思うんです。
最低限、運転台コンソールと非常梯子は再現したかったのですが、3D設計の練習の名の下ここまで作りこみました。
運転台に関してはちゃんとハンドルや計器類が納まる丸穴も作ってます、殆ど見えないですが。
ライトユニットについてはまだ課題がありますが、今回はこれで完成とします。
参考:リメイク前の9001F
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- 2015/04/15(水) 01:17:48|
- GM・東急9000系9001F
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