引き渡しの前日、貫通路の塞ぎ板の形状が違うことを知り、その修正をしています。
まず、これが最初に作った状態。

外側からの資料がほとんど無くて、独断と偏見でこの形で塞ぎ板を作って貼っていました。
ところが、後になってその部分の写真が出てきて、まったく違うことが分かったので修正することにしました。
塞ぎ板は外板から少し奥まったところに付いていたようです。

余りの幌パーツの一部を切って幌枠っぽいものを作り、それを妻面に貼ってから塞ぎ板をぶち抜きます。
断面を整えます。

プラ板を通路に合わせて切り出し、そこへ嵌めて溶きパテで隙間を埋めました。

塞ぎ板の奥まり具合はこの程度です。

後ほど加工部分を車体色で塗って、目立った傷などが出なければそのまま完成とします。
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- 2018/05/27(日) 20:33:26|
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完成へ向けて組立てを続けます。
まず、台車の床板への固定にちょっと難があったので、改善するための仕掛けを用意しました。

台車の中心ピンに入れるためのスペーサーです。
最近リリースされたMJF方式でプリントされたものです。
安いしプリント方向を気にしなくていいのですが、表見はコンクリートのようにざらざら、見えないところで使うに適したものと思いました。
これと、市販のネジを用意して、台車と床板を固定します。

製品のネジでは、最後まで締めると台車の首振りがなくなってしまい、ネジを少し緩めると首振りする代わりに2枚重ねの床板の固定が甘くなってしまったのです。
スペーサーは、ネジを締めたときに台車の首振りを確保するためのものです。
台車の固定が済んだら、別体のボルスタアンカーを床板に貼ります。

アンカーの高さは、ブレーキ装置に当たらないギリギリのところにしてます。
この状態での首振りはこの程度。

製品と比べれば明らかに振れ幅が小さくなっています。
これでも、R282がギリギリ通れるのです。

ミニカーブ系を使わなければ、たいていのレイアウトは通れるはずです。
これで完成です。

編成は、新宿方から順に、4001-4101-4021-4121-4071です。
種別行先は、準急新宿としました。
3両編成2本を、先頭車1両を抜いて繋げた編成ですので、先頭車と中間車との連結があります。

先頭車貫通路と、中間車の貫通路の幅が違うので、中間車の貫通路には塞ぎ板が付いています。

この塞ぎ板ですが、資料が車内側からの写真1枚だけで、外見はほとんど分かりませんでした。

可能性として、板の固定には幌の固定用の穴を使うだろうと予想して、板は幌と同じ形にしました。
一番こだわった台車です。

製品の台車はTS-800系で、この編成ではエラーになるので新たに作りました。もちろん3Dパーツです。
ボルスタアンカーと台車枠は別パーツなので、カーブではこのように実車同様の動きをします。

もっとも、こんな極端な動きはしませんけど・・・。
車軸の固定にはボールベアリングを使用して、軸端にブレーキディスクを付けています。
もちろんディスクは回転します。
集電板は、製品のものを加工して流用しています。

車軸は、絶縁のために一部プラ棒を使っています。

結構都合よく流用できたのが救いです。
ブレーキディスクの回転と、R282の通過する様子はこんな感じです。
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VPSなおこの模型、手元には残りません。

オーナー様の依頼で作ったものなので、来月中には引き渡します(´・ω・`)
- 2018/04/26(木) 14:15:14|
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台車を組立てました。

こちらは動力台車。
台車枠はゴム系接着剤で固定してます。
ブレーキディスクとパッドとがおおよそ当たらない程度に調整しています。
問題なのは・・・

T台車で、車軸は軸ぶれを発生させないように、かつ車輪と台車枠とが当たらないこと、ブレーキディスクとパッドとが当たらないことの条件をクリアしなければならず、M台車と違って調整に手間取りました・・・。
集電板は製品のものを加工して使用しています。
この集電板の加工もなかなか辛かったです、めちゃんこ固くて。
床板に装着。

この段階では製品のネジで固定しているのですが、最後まで締めると台車が首を振らなくなってしまいました。
半回転緩めると改善されるのですが、今度は2枚組の床板の固定が緩くなってしまいました。
これについては現在調整中で、今後改善できる見通しです。
それぞれ調整が終われば、最後にボルスタアンカーを付けます。

イメージとしてはこうなる予定です。
集電加工をしているので、ライト点灯化も達成しています。


静止していればほぼ問題なく点灯できています。
走行中は不明です。
先に挙げた調整が終われば、いよいよ完成です。
- 2018/04/12(木) 13:31:26|
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クリアを吹いて屋根を塗りました。

屋根色はGM35番です。
側引戸の戸当たりに黒を入れました。

要するに墨入れですね、エナメル系塗料を溝からはみ出るくらいに塗って、はみ出た部分を拭き取りました。
これでその部分の微妙な塗装の乱れが隠せますw
窓ガラスを嵌め、屋上機器類を屋上に付けました。

パンタは銀で、それ以外は屋根色よりやや明るいグレーで塗っています。
この辺実車がどんな感じだったかは分からないので、模型的な塗りにしておきました。
配管はモールドが浅く、塗ってもはみ出る可能性が大きかったので、今回は塗り分けしていません。
実はベンチレーターを一つ塗り忘れていたらしく足りてないので、追加で塗って取付けしなければ・・・。
手すりの剥げた部分は、もちろん修正しておきます。

車体はほぼ完成です。
これから先は床下メインの組立てに入りますが、これが一番厄介かもです。
- 2018/04/03(火) 21:01:58|
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自作のデカールで車番を作りました。

MDプリンターで印刷。
車番は反射の強い銀、梯子のようなものはルーバーを簡易的に再現するためのものです。
ルーバー横線は、ほぼ実車通りとその半分、線の太さ2倍(0.2mm)で複数印刷して良さげなものを使いました。
ほぼ実物のは黒く潰れているのですが、ちゃんと一本一本線が印刷されています、おそるべしMD・・・。

車体に貼りました。
特別なことはしていません。

正面の車番は、側面のよりも小さくしてたものを使っています。
中間に入る先頭車は、仕上がりが一番粗いものを充てました。

戸袋のルーバー部分は、ちょうど完成品の印刷再現のような感じになりました。
黒く潰れるよりかは実車的な再現かと。
このあとクリアを吹いて屋根と小物類(忘れかけてた)を塗る予定です。
- 2018/03/23(金) 21:25:08|
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前回の続きで、タッチアップしたい部分の周りをマスキングして、エアブラシで塗り直しました。

前面手すりの塗装が落ちてしまったので、塗り直そうとマスキングはしたものの、今度は吹いた色が滲んで振り出しに・・・。

再度帯色を吹き直して修正しました。
その過程の中で、運転席側前面窓の下のある、突起の一部を折ってしまったので、新たに作り直しました。
その部分に一旦穴を開けて、Φ0.4mmの真鍮線を挿して復元しました。

タッチアップしてしまえば、修正跡はほとんど分からないはずです。

今のところ、先頭部分はこんな具合に仕上がっています。

完璧ではないけど、ダメなほどではない感じです。
この中から状態の良い2つを先頭に回そうと思います。
側開戸のドアノブ部分と、側引戸の真ん中くらいの高さにある金属未塗装部分へは銀を塗っています。

こちらもマスキングの上でエアブラシで塗りました。
ブレーキディスクのディスク面への塗装も行いました。

前回の記事の通り、マスキングして塗り分けましたが・・・、めんどくさかったです、次回からはパーツ分けします(´・ω・`)
これで割と手間な塗装は一通り終わりました。
車番作らないと・・・。
- 2018/03/14(水) 21:17:49|
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気になっていた車体の塗り分け線ですが、コンパウンドで磨いて若干良くなりました。


写真で見ると塗り分け部分の段差がまだ出てますけど、実際にはそんなに目立ちません(自称)。
磨きすぎて下地のアイボリーが出てしまったり、そもそもの塗り分けの乱れがありますので、タッチアップして修正する予定です。
ブレーキディスクはディスク表面を磨いたのち、塗り分けします。

ディスク表面の中心部分だけのマスキングも考えましたが、裏面の一部が台車の正面から見えるので、その部分もマスキングしています。
マスキングゾルを塗って乾かしてから切っています、手間すぎたので次回からディスクは別パーツにしたいと思いました。
細かい作業が続いたのでこれしか進んでいませんが、次回は塗装した状態のを上げられるかと。
- 2018/02/27(火) 20:49:23|
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塗装に入りました。

まずは帯色の青から塗りました。
これはGMの小田急ブルーとスカイブルーを半々くらい?で混ぜたものです。
?が付くくらいテキトーです、それっぽく見えればいいや程度に考えていたので。
その後マスキング。

テープはすべてカッティングマシンで切りました。
帯の高さを決めるためのガイドを作り、それに合わせて貼っていきました。
そしてアイボリー。

正直、微妙。

ガイドを使った割には曲がってます・・・。
これは、もし塗り直した時の課題としておきます。

側引戸との段差を中心に吹き込み&滲みが発生しています。
段差部分ならわかるけど、平面部分で吹き込んでるのはショックorz

先頭部分もこのままではちょっと無理です。
全体的に言えるのは、アイボリーが厚くて帯との段差が目立つこと。
マスキングの手間覚悟で白→青の順がキレイにできるのではと思ってます・・・。
乗務員室後ろの戸袋窓部分は、ルーの再現をするためアイボリーで塗りました。

Hゴム部分には印刷で色が付いていたので、これを温存するためにそこにマスキングゾルを塗っておきました。

こちらは思惑通り上手くできました。
同時に台車への塗装も行いました。

こちらは特に不具合なくできています。
ブレーキディスクはこのあと銀を塗ってディスクを目立たせます。
車体の塗りは改善案件なので考えます、さすがにこのまま引き渡しは出来ぬ(´・ω・`)
- 2018/02/14(水) 22:06:46|
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台車への加工の続きです。
まずは動力台車から。

車軸の端に位置する集電板は、車輪の裏側に移設します。
そのためにまずはピボット部をΦ1.5mmで穴開けして、下半分を切り落としました。
これをもとの状態から裏返すように取付けます。

これがですね・・・メーカーが事前に想定していたかのようにピッタリ付くんですよ・・・。
前回車輪の裏側を旋盤加工したのは、切削部分に集電板を収めるためでした。

組立てて終了です。

もっと加工が必要かなと思っていたのですが、割とすんなりできてしまいました。
走行させるとこんな感じです。
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VPSそれなりにスムーズに動きました、このくらいなら大丈夫ですよね・・・?
続いてT台車。
こちらはより丈夫な車軸に使える素材を探していたのですが、良さげなものを見つけました。

外径1.2mm、内径1.0mmの真鍮パイプです、アマゾンで購入。
プラと比べれば大幅な軸ぶれ改善が見られましたが、絶縁のために一部プラ棒を使っているため多少のぶれは残っています。
容易に修正できる程度なので、これで進めてみます。

ブレーキディスクを仮付けしたところです。
はい、ディスク回しますwww

しかしディスクとブレーキパッドとのクリアランスがあまりに小さいです・・・コンマ何ミリの世界ですよ。

ディスクは塗装前に磨いて(特に表から見える制動面)プリント跡を消す予定なので、その過程でクリアランスが広がれば良いなと。
接触さえしなければ、内蔵したベアリングが良い仕事をしてくれます。
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VPSこの調整がそこそこ手間で、一軸ずつ車軸素材の長さを調整しながら組んでいるのでけっこう疲れます(´・ω・`)
あと2両分残っています・・・。
- 2018/01/29(月) 22:11:27|
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今更ですがあけおめことよろです。
休みで出かけていたり等であまり模型が進んでいません・・・。
さて・・・

暫定5両ってことで、先頭車と向き合う中間車妻面は貫通路を塞ぐ板が付いていたそうです。
ですがもらった資料では車内から貫通路を写した写真しかなく、外見は不明なので、製品の幌の形に合わせました。
使っているのは厚さ0.13mmのプラシートです。
車体への加工はこの程度で済ませておきます。
問題なのが台車ですが、こんなものを用意しました。

直径3mm、内径1mmのベアリングです。
これを・・・

こんな具合で台車枠にはめます。
これで軸の端で車輪を支える必要が無くなりますね。
なんでこんな面倒なことをするのかは察しの通りですw
台車は前回設計したものをDMMで出力。

今回は瞬着で組立てました。
マイクロの台車を参考にしています。
それに車輪を付けてみます。

見かけはおおよそ思った通りの形になりました。

元の車輪は一度分解し、車輪に付いてる軸を切り詰め、その辺にあったプラ棒を新たな軸にして組み直しています。
しかしプラ棒を使うことで、軸が曲がってブレる現象が出たので、ここは要改善です。
電気を通さなくて丈夫な素材があればいいのですが・・・。
動力台車の車輪へも加工を行いました。

集電版を車輪の内側に入れるため、干渉する部分を旋盤で削りました。
その旋盤、西武6000系の車輪を加工する用に買ったものの使い物にならず、売ろうとしてたものだったりします。
ここで微妙に役に立つとはね(´・ω・`)
まだ集電版の加工などやることがたくさんですが、春頃までには完成させられたらと。
- 2018/01/16(火) 22:15:43|
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